「逃げるスリル味わいたかった」 ウソの110番で高校生ら書類送検

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高校生ら5人が虚偽の110番をした公衆電話=横浜市鶴見区で2024年4月24日午後0時12分、矢野大輝撮影 拡大
高校生ら5人が虚偽の110番をした公衆電話=横浜市鶴見区で2024年4月24日午後0時12分、矢野大輝撮影

 虚偽の110番通報で警察官の業務を妨害したとして、神奈川県警鶴見署は24日、川崎市川崎区に住む高校2年で16~17歳の男女生徒ら計5人を軽犯罪法違反(業務妨害)容疑で横浜家裁に書類送検した。通報で駆けつけた警察官から逃げて「スリルを味わいたかった」と5人は容疑を認めている。

 送検容疑は、5人は共謀して2023年12月11日午前0時40分ごろ、横浜市鶴見区の公衆電話から「公園で叫んでいる人が5人くらいいる。迷惑している」と虚偽の110番。署員2人を現場に向かわせて業務を妨害したとしている。

 鶴見署によると、5人は事件直前に公園近くでたむろしていたところを警察官に補導されそうになり、逃げていた。しかし、再びスリルを味わおうと今度は自ら110番した。しかし、女子生徒(16)が逃げ切れず「うその通報でした」と説明。5人は「警察や助けを求めている人にも迷惑をかけた」などと反省しているという。【柿崎誠、矢野大輝】

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