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第82期名人戦

初防衛を目指す藤井聡太名人に、豊島将之九段が渡辺明九段に名人位を奪われて以来5期ぶりの復位を期して臨みます。

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色紙の「百川学海」、意味は? 揮毫を巡るあれこれ 名人戦第2局

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揮毫した「百川学海」の色紙を持つ渡辺和史六段=千葉県成田市の成田山新勝寺で2024年4月23日午後3時30分 拡大
揮毫した「百川学海」の色紙を持つ渡辺和史六段=千葉県成田市の成田山新勝寺で2024年4月23日午後3時30分

 千葉県成田市の成田山新勝寺で23日に始まった第82期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の第2局。解説で大盤解説にも登場した渡辺和史六段(29)は、「百川学海(ひゃくせんがっかい)」と、控室で色紙に揮毫(きごう)した。

 百川学海は「どんな川も海に学びて海に至る」という意味。「努力すれば報われる、そんな意味がいいなと思って」と渡辺六段は選んだ理由を説明する。揮毫を頼まれる機会が増え、四字熟語を調べることがあるという。この言葉もウェブサイトの「四字熟語人気ランキング」で知った。「ランキングに入っていたのですが、他に選ぶ人がいないのもいいかな」

 少し前までは好んで「邁進(まいしん)」と書いてきたが、最近は控えている。その理由は? 「藤井(聡太名人)さんが書くようになって……」。「四段から書いているので、自分の方が長く書いているはずなんですけど」と笑った。

 控室には、立会の森内俊之九段ら他の棋士の色紙も並べられていた。色紙は大盤解説会の参加者に抽選でプレゼントされる。(デジタル編成センター)

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