ユーラシアカワウソの「リヴ」、栃木から横浜へ"婿入り" 繁殖願う

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ユーラシアカワウソの雄「リヴ」=那須どうぶつ王国提供 拡大
ユーラシアカワウソの雄「リヴ」=那須どうぶつ王国提供

 那須どうぶつ王国(栃木県那須町大島)のユーラシアカワウソ「リヴ」(雄、5歳)が、よこはま動物園ズーラシア(横浜市)に移った。日本動物園水族館協会生物多様性委員会の管理計画に沿って繁殖の可能性を探る。

 リヴは2018年にポーランドの動物園で生まれ、20年5月に同王国へ来園した。国内では5園に9頭(24年1月現在)しかいない希少な血統である欧州亜種で、ズーラシアでは同じユーラシアカワウソ欧州亜種の雌「和(なごみ)」(4歳)との“お見合い”を試みる。

 同王国によると、ユーラシアカワウソは毛皮を狙った狩猟や環境破壊により生息数が激減し、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで準絶滅危惧種とされている。担当者は「相性が合って繁殖が成功するよう願っています」と話した。【藤田祐子】

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