特集

第82期名人戦

初防衛を目指す藤井聡太名人に、豊島将之九段が渡辺明九段に名人位を奪われて以来5期ぶりの復位を期して臨みます。

特集一覧

強気の藤井名人 辛抱の豊島九段 渡辺六段が見る名人戦第2局1日目

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
第82期名人戦七番勝負第2局1日目を振り返る渡辺和史六段=千葉県成田市の成田山新勝寺で2024年4月23日午後
第82期名人戦七番勝負第2局1日目を振り返る渡辺和史六段=千葉県成田市の成田山新勝寺で2024年4月23日午後

 千葉県成田市の成田山新勝寺で指された第82期名人戦七番勝負(毎日新聞社主催、朝日新聞社主催)の第2局は23日午後6時半、挑戦者の豊島将之九段(33)が39手目を封じて1日目の対局を終えた。解説の渡辺和史六段は「豊島九段の選んだひねり飛車は相掛かりの戦型の中でも意欲的だったが、藤井聡太名人(21)は強気な手を多く指して主導権を握った」と戦況を分析した。

 先手番の第2局で豊島九段が選んだ作戦はひねり飛車だった。渡辺六段は、2六飛(17手目)と下段ではなく中段に引いた時点で「豊島九段はひねり飛車を視野に入れていた気がする」と推測。先に9筋の端歩を突いたのも「端を絡めて攻める意味合いがある」という。両者の飛車が中段に構えて昼食休憩前に指された7五歩(29手目)までは「比較的穏やかで、両者想定の範囲内の進行」だったとみる。

この記事は有料記事です。

残り806文字(全文1168文字)

【時系列で見る】

関連記事

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月