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悔しさを力に 三浦佳生が再出発で見つめる課題

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世界選手権の男子SPで演技する三浦佳生選手=カナダ・モントリオールで2024年3月21日、猪飼健史撮影
世界選手権の男子SPで演技する三浦佳生選手=カナダ・モントリオールで2024年3月21日、猪飼健史撮影

 18歳の若武者にとって、初めての世界の舞台はほろ苦い味だった。フィギュアスケート男子の三浦佳生選手(オリエンタルバイオ・明大)は、初出場となった3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)で8位。ショートプログラム(SP)、フリーでミスが出て、本来の力を発揮することができなかった。ただし「今はもう、前を向いている」。悔しさを胸に、拠点・神奈川の地方大会から再び歩み始めた。

横浜で見えた来季の構想

 4月14日、横浜市で開催された「リリーカップカナガワ」にその姿はあった。フリーのみで争われる大会で157・07点で優勝。今季を共にしてきた迫力ある「進撃の巨人」を滑り納めた。

 「今回は結果を狙っていたわけではなかったので、特に(ミスして)落ち込む感情とか、そういうのはなかったです。ただ、(冒頭の)ループを締めたかったですね」

 演技前の6分間練習できれいに降りていた4回転ループは、本番で回転がほどけて3回転に。それでも今季苦戦し続けていたジャンプを演技直前の練習でクリーンに着氷したことは自信となったようで…

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