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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち20人が死亡、6人が行方不明に。

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知床観光船沈没事故2年、犠牲者に祈り 遺族らが参加し追悼式

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知床観光船事故追悼式典会場で献花する捜索ボランティアの桜井憲二さん=北海道斜里町で2024年4月23日午前11時41分、貝塚太一撮影
知床観光船事故追悼式典会場で献花する捜索ボランティアの桜井憲二さん=北海道斜里町で2024年4月23日午前11時41分、貝塚太一撮影

 北海道・知床半島沖で乗員乗客全26人が死亡・行方不明となった観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」の沈没事故は23日、発生から2年を迎えた。船が出港したウトロ漁港のある斜里町では追悼式が開かれ、犠牲者の冥福を祈るとともに、二度と悲惨な事故を繰り返さないと誓った。

 追悼式は町などが主催し、町内の会場に遺族や町・国の関係者ら約150人が参列。山内浩彰町長は「被害者の無念や最愛の人を失ったご家族の不条理を思うと、やるせない気持ちでいっぱいになる。このような事故が知床の海で、山で二度と起きることがないよう、私たちは何をすべきか。地域全体で繰り返し問い直し、安心安全を具体的に一つ一つ積み重ねて実践していく」と式辞を述べた。その後、事故が起きた午後1時10分ごろに全員で黙とうをささげた。

 事故を巡っては、20人が死亡。6人が行方不明のまま見つかっていない。【伊藤遥、金将来、本多竹志】

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