弁護士の菊地幸夫氏が22日、TBS系「ゴゴスマ」(月~金曜午後1時55分)に生出演。「頂き女子りりちゃん」を名乗って恋愛詐欺のマニュアルを販売し、自身も男性の好意につけ込み現金をだまし取り、詐欺などの罪に問われた被告の女の判決公判について言及した。

名古屋地裁は22日、渡辺真衣被告(25)に懲役9年、罰金800万円の判決を言い渡した。検察側は懲役13年、罰金1200万円を求刑していた。

菊地氏は判決が下される前に番組には「懲役は8~10年の間」と答えていて「だいたい予想の範囲内」と話した。その理由として「社会的制裁をうけたから、と弁護側は情状酌量を求めてはいたが、そういう理由ではない」と断じた。

菊地氏は「裁判所もちょっと求刑の13年は重いと感じて9年で落ち着いたのではないか」と話した。MC石井亮次から「生い立ちなどや、心の居場所がなかったなどは情状酌量にはならないということですか」と尋ねられ「ならないと思う。今の世の中、もっとつらいことをされている方もいらっしゃるでしょうし、多くの人をだましていることが懲役の減った理由にはならない」と話した。