【マドリード=高橋智行通信員】レアル・マドリードがホームでバルセロナに逆転勝ちを収め、優勝へ大きく前進した。

FWビニシウスは先制点となるPKを決め、後半28分には左サイドから絶妙なクロスを入れてルーカス・バスケスの同点ゴールをアシストした。

しかし勝負が佳境に入った2-2の後半37分にFWホセルと交代させられた。ピッチから下がると、ベンチ脇でひざを抱え、寂しそうな表情を浮かべながらピッチをじっと見つめていた。

アンチェロッティ監督は、この交代について記者会見で問われた。

ビニシウスが交代に不満を持っているようだが? と問われると「彼は交代したくなかったし、プレーを続けたがっていた。しかし、エティハド(17日にアウェーで行われた欧州チャンピオンズリーグ準々決勝マンチェスター・シティー戦)での試合を考慮すると、FW陣の努力はかなり大きなものだ。我々は彼らに守備をやり、チームのために働くことを要求しているが、彼らはとても速く、常に深く攻め込んでいるので、かなり消耗している。プレーを続けたいという気持ちは理解できるが、我々にはフレッシュな選手が必要だった」と説明した。