DeNAが昨シーズン途中までのチームメートだったヤクルト阪口を攻略し、連敗を5でストップし、1日で最下位を脱出した。1回、四球で出塁した関根がディレードスチールを決めて2死二塁。佐野が右前適時打を放ち、足を絡めて先制に成功した。

1点リードの2回1死一塁では、今季初スタメンでこの日、30歳の誕生日を迎えた京田が右中間への強烈な適時三塁打。ヘッドスライディングで気合を見せた。

1点リードの5回には2死から佐野の四球と牧の左前打で一、二塁とチャンスメーク。宮崎の適時打、楠本の適時打、山本の適時打で5連打を浴びせて阪口をマウンドから引きずり下ろした。2死一、三塁から再び京田が代わったばかりの2番手山本から遊撃への適時内野安打。一塁へヘッドスライディングする気迫の一打でこの回4点目を挙げ「追い込まれていたので何としてもバットに当てようとしたことが、良い結果につながったと思います。とにかく必死に走りました!」と1点をもぎ取った。

投げては新外国人のケイが5回5安打3失点と粘って来日初勝利。上茶谷は1/3回1失点も、石川が好リリーフで踏ん張り、7回は徳山、8回は山崎とつないで9回は森原が締めくくった。

前日の同戦では1点差の逆転負けを喫し、今季ワーストの5連敗。2年ぶりの最下位転落となったが、12日ヤクルト戦(横浜)以来の白星で1日で5位に戻った。三浦監督は「消極的にならないようにと選手には伝えました。初回、関根がスチールを決めて佐野がかえしてくれた。いいリズム作ってくれました」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

DeNA三浦監督(京田について)「打撃の状態が良いとコーチから聞いてました。誕生日を自分で祝って良い活躍をしてくれました。最高の誕生日になったんじゃないですか」

DeNA山本(同じ中学の1学年後輩でもあり、昨季まで同僚だったヤクルト阪口から5回2死一、二塁、右前に適時打)「2死からつないでくれたので自分もつなぐ気持ちでした」

DeNAケイ(5回5安打3失点で来日3登板目で初勝利)「連敗を止められて良かった。最高の気持ちで1勝目とれてうれしい。(ウイニングボールは)フレームに入れて大事に取っておこうと思います」

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