アイドルグループ、でんぱ組.incが20日、公式サイトで、「この度、でんぱ組.incは2025年にエンディングを迎え、16年にわたる歴史に幕を閉じます」と投稿し、25年初頭にグループを解散することを発表した。

メンバーの天沢璃人、小鳩りあ、高咲陽菜のコメントは以下の通り。

▽天沢璃人 生きてきた中で、自分のもっとも深い“わたし”の部分とふれあえた最高でリアルな4年間でした。必死になり、鎧でかためていた自分の中の自分が、ちゃんと息をしてくれた。今は、それがうれしくてたまりません。これは、自分が生きていく上で最高級の財産です。それをわたしにくれたのは、でんぱ組.incと歴史を紡いでくださったメンバーの皆さま、どんな時もサポートしてくれたクルーの皆さまそしてなにより支えてくださった皆さまのおかげです。本当に感謝しかありません。ありがとうございます たくさん泣いたし、迷惑もかけたし、心配もかけてしまったとおもうのですが、いま思い返すと、幸せな想い出ばかりが浮かんできて、どれだけぎゅっとしても、すり抜けていく寂しさとあたたかさをちゃんと感じて、わしは今日も歩いていきます。でんぱ組.incのメンバーになれて、とってもとっても、幸せです。かわいいを教えてくれてありがとう。いろんな世界を見せてくれてありがとう。あなたの記憶の中にでんぱ組.incの天沢璃人が、存在できてこの上なく幸せです。エンディングが来るまで残された時間も一緒に歩んでもらえたら嬉しいです。そして、終わりを迎えたその先でも悲しい時や苦しい時、ふとした幸せな時も心の中で、でんぱ組が、天沢璃人がひょっこり出てきて背中を押せたらそれこそアイドルとして最大限役目を果たせたなと誇りに思います。時間は有限ですが想いや記憶は無限大です。ラストまで脳みそにしっかり刻まれるように楽しく!萌えキュンをお届けしたいと思います。

▽小鳩りあ 秋葉原や萌えの文化が大好きで末永く栄えてほしい気持ちと、自分もできるだけ長くこの文化の側に身を置いていたい気持ちでここまで続けてきました。辿り着いた場所がでんぱ組.incだったことを光栄に思います。今後もみなさまの中で萌えが生き続けることを願いながらエンディングまで私の役目を全うさせていただきます。

▽高咲陽菜 いつも応援してくれる大好きなみなさん、でんぱ組.incは2025年にエンディングを迎えます。正直、今までにないほどに悔しく、それでいて誇らしい気持ちです。私はでんぱ組.incの曲をまだまだ歌いたかったし踊っていたかったです。これからも秋葉原から世界へ、もっと大きい夢を見ていたかったです。小さなヲタクだった私が、大切に紡がれてきたこのグループに入り活動してきて、メンバーとしても、そしてヲタク仲間としても、みんなが変わらずでんぱ組.incを好きでいてくれるかなという気持ちが毎日の課題でした。私はでんぱ組.incの未来を変えることができる権利と責任がありました。ファンとしてメンバーとして考えて活動できるこの立ち位置は、自分がでんぱ組.incにいる大きな意味だと思っています。自分が加入してから、もっとやれることはなかったのかと毎日考えます。でもこの選択を自分自身で後悔のないものに変えていく覚悟を持って、この先の未来を生きていきたいです。でんぱ組.incは本当に私の人生を大きく変えてくれました。エンディングを迎えて、大好きなでんぱ組.incというひとつの歴史の最後にメンバーとしていられていることが本当に誇らしいです。これからのでんぱ組.incは、みなさんの心の中であたたかく保管して大切に輝かせてくれたらこんなに嬉しいことはないです。私はでんぱ組.incをこれからも応援します。愛します。みなさんもこの先、どうか変わらず笑顔ででんぱ組.incを楽しんでください。