阪神大竹耕太郎投手(28)が今季最長となる7回を8安打2失点と抑え込んだ。1点リードの2回に細川、山本、上林に3連打を浴びて2失点。勝ち越しを許した。

しかし直後の回に無死満塁で打席が回ると、相手先発大野の143キロ速球をワンバウンドでピッチャー返し。大野のグラブをはじいた打球は右翼方向へ転がる同点打となった。1イニング7得点の口火を切り、自らを助けた。

その後は連打を許さず、二塁すら踏ませない好投。今季はここまで3試合中2試合で6回に3失点以上を喫して降板。この日は3者凡退の無失点と、鬼門の1イニングを危なげなく乗り越えた。

「先制してもらって、すぐに点を取られてしまうという1番やってはいけないことをしてしまいましたが、次のイニングから切り替えて投げることができました。監督からも『もっと遊びを持って緩いボールも使って投げたら』とアドバイスもいただいて、坂本さんとも話しながら緩急を意識した投球に修正していけたと思います」

球数97球に達した7回に、代打が送られて降板。安定の投球を貫き、今季2勝目の権利を得た。

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