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イスラエル・ハマス戦闘

パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。

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バイデン政権、報復連鎖の回避に腐心 中東情勢で難しいかじ取り

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演説するバイデン大統領=米東部ペンシルベニア州で2024年4月17日、AP
演説するバイデン大統領=米東部ペンシルベニア州で2024年4月17日、AP

 イランによるイスラエル領への攻撃を巡り、イランで19日、イスラエルによる「報復」があった。ただ、両国とも今回の「報復」を攻撃とは認めておらず、紛争激化を避ける姿勢がうかがえる。だが、両国間の緊張状態は続いており、中東情勢は予断を許さない。

 「我々はイスラエルの攻撃は承認しなかった」。米政府高官はCNNの取材にそう語り、イスラエル側から事前に通告があったと明かしたうえで、あくまで自制を求めていたことを強調した。今回、限定的な反撃にとどまったことで、ぎりぎりで面目を保った形だ。

 米国内ではユダヤ系のロビー活動も盛んで、政治的な影響力は大きい。バイデン大統領もイスラエルの自衛権を一貫して支持してきた。18日には対イラン追加制裁を発表し、イスラエルへの攻撃で使われた大量のドローンの生産に関与するなどした16個人・2団体を制裁対象に指定した。

 一方で、報復の連鎖が続くことを懸念し、…

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