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イスラエル・ハマス戦闘

パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。

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イスラエル、イラン攻撃は最小限 同盟国との連帯やガザ戦闘優先

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核施設を警備する軍の関係者を映した動画のスクリーンショット=イラン中部イスファハンで2024年4月19日、WANAロイター
核施設を警備する軍の関係者を映した動画のスクリーンショット=イラン中部イスファハンで2024年4月19日、WANAロイター

 イランによるイスラエル領への攻撃を巡り、イランで19日、イスラエルによる「報復」があった。ただ、両国とも今回の「報復」を攻撃とは認めておらず、紛争激化を避ける姿勢がうかがえる。だが、両国間の緊張状態は続いており、中東情勢は予断を許さない。

 「(今回の)空爆は、イスラエルがイラン国内を攻撃できる能力があることを示すものだ」。イスラエル政府は正式なコメントは出していないが、米紙ワシントン・ポストによると、イスラエル政府高官は反撃の意義をこう強調した。

 米メディアなどによると、イスラエルはイランによる13日の攻撃への報復として、イラン国内にひそかに設置した「拠点」からドローン(無人機)を飛ばし、イラン中部イスファハン周辺の軍事施設を攻撃したとされる。イスラエルの対外諜報(ちょうほう)機関モサドが雇用した現地工作員が関与した可能性が高い。イスファハンには核関連施設のほか、弾道ミサイルの組み立て工場などがあるとされる。イスラエルは今回、核関連施設などを狙わず、攻撃を最小限にとどめたものの、イランの重要施設を…

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