日本ハム新庄剛志監督(52)が1点をもぎ取るために、意外なサインを出した。

3-3の同点で迎えた8回無死一塁の場面で、万波中正外野手(24)が、ロッテ3番手沢村の初球でセーフティーバントを試みたが、ファウル。2球目は最初から構えて送りバントを試みたが、これもファウルとなり、3球目からヒッティングに変わったが結局、万波は三振に倒れた。

万波は昨季2つの犠打を決めており初めてではなかったが、今季全試合3番でスタメン出場。新庄監督は昨オフ、一番最初にレギュラーを確約していた打線の中心でもあるが、この日は、前の打席まで2打数無安打1四球だった。

その後、2死一塁から田宮の打席の初球で一塁走者の五十幡が二盗を決めると、捕手田村の送球が五十幡に当たって外野に転々とする間に三塁を陥れ2死三塁。さらに続く田宮が四球を選び2死一、三塁のチャンスをつくったが、レイエスが空振り三振に倒れ、勝ち越すことはできなかった。