「次は女性や子供を…」 陸上自衛官を殺人罪などで起訴 京都地検

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京都地検=望月亮一撮影 拡大
京都地検=望月亮一撮影

 京都市東山区のマンションで2023年12月、住人の高齢男性が刺殺された事件で、京都地検は19日、陸上自衛官の水島千翔(ゆきと)容疑者(21)を殺人と銃刀法違反の罪で起訴した。地検は約4カ月間にわたり事件当時の精神状態を調べていたが、刑事責任を問えると判断した。

 捜査関係者によると、水島被告は逮捕後、「被害者と面識はなかった。(殺すのは)誰でもよかった」と説明。「次は同世代の女性や子供を狙うつもりだった」と供述していたことも明らかになった。

 起訴状によると、水島被告は23年12月3日午後8時ごろ、東山区本町8にあるマンション内の階段踊り場付近で、住人の岡田好次郎さん(82)の腕を引っ張って転倒させ、背中を包丁で何度も刺して失血死させたとしている。

 水島被告は京都府精華町の祝園(ほうその)分屯地で勤務。事件直前に外出届を出して行方不明になっていたが、府警の捜査で東京・新橋の宿泊施設に泊まっているのが判明し、京都府警に逮捕されていた。移動中も包丁を持ち歩いていたという。【水谷怜央那、林田奈々】

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