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ノリが合わない飲み会で「楽しいフリ」をするとストレスが減る?

2024.04.19

「何となく元気が出ない」「仕事がしんどい」、こんな悩みを抱えていませんか?休み明けは特に感じるモヤモヤかもしれません。

実は、元気がない状態は〝科学の力〟で解消できるのだとか!

誰でもすぐ実践できるのに、まだ多くの人が試していないメソッドとは?明治大学教授の堀田秀吾さんによる著書『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』から一部を抜粋・編集し、科学的根拠に裏付けされた「元気になる方法」を紹介します。

〈テンションが下がりそうなときは〉
「なりきり」作用を駆使して、「なんか、この状況を逆に楽しんじゃってる」気持ちになってみる
——— 池谷裕二教授ら脳科学者の研究

ノリがまったく合わない飲み会、必ず帰りが遅くなるとわかっている接待(確実に家族に怒られてしまう)、ゴールの見えない渋滞、電車の遅延事故などなど……人生には、不慮に起きる「これ、明らかに時間のムダだな!」「最悪だな!」という出来事があります。

そんなとき、どうすればいいのでしょうか。

論語に「知之者不如好之者、好之者不如樂之者(これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)」という一節があります。これは、勉強をして「知っている(知識がある)」という人も、それが好きだという人には敵わない。それが好きだという人も、それを楽しんでいる人には敵わない、という意味です。

まさにこの言葉の通りで、どんな状況も「楽しい!」と感じている人(あるいは、楽しもうとしている人)は人生の勝利者だと思います。

では、置かれている状況が決して好ましくないものだったとして、それでも目の前のことを楽しむためにはどうすればいいのでしょうか。

脳科学者で東京大学大学院薬学系研究科の池谷裕二教授によると、脳のやる気スイッチを入れるには「なりきる」という方法もあるそうです。

つまり、「楽しんでいる自分になりきる」ということです。自分は楽しんでいるのだと脳をだますのです。

接待で偉い人の長話に付き合わされているときは、

「こんなに話がつまらないのに、これだけ出世できるなんて、逆にこの人に興味がわいてきた。いったいどんな人生を送ってきたのか質問しよう」

飲み会がノリの合わない人ばかりだったら、

「こんな中でもスッと自然に溶けこめる、私は松山ケンイチのようなカメレオン役者」

渋滞がひどすぎたら、

「おいおい、いくらなんでもひどすぎ! 笑っちゃうよ! 私、もう歌っちゃおうかな!」

といったように、「逆に楽しい!」という気持ちになってみてください。

そうすると、行動も受け身から、ポジティブな能動的なものに変わっていきます。

反対に、「できない!」「無理!」「最悪!」と思ってしまうと、どうしても積極的な行動がついていきません。

項目「01」でお伝えしているように、「やる気スイッチ」を入れる最大のポイントは、「やり始める」ことですから、その意味でこのなりきりは、「やり始める」ための導入とも言えるでしょう。

どんなことも、積極的に取り組んでいくことで楽しさは増していき、受けるストレスは最小限に抑えることができます。

「最悪!」の代わりに、「逆に、楽しい!」を口癖にしてみましょう。

この効果をより効果的に発動させるために、自分の中の切り替えフレーズをつくっておくのも良いでしょう。私が教わったのは、次のようなフレーズです。

「ピンチ・ピンチ・チャンス・チャンス・ランランラン!」(歌に乗せながら)

「大変だ! だからおもしろい」

いかがでしょうか?

こんなフレーズを、つくってみてください。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』で紹介されているのは、世界の科学論文などで紹介されたエビデンスがあるメソッド。科学で証明されたノウハウは、きっとあなたの生活に役立つはずです。

テンションが下がった時に試したい、とっておきの方法が詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。

誰でもできるのにほとんどの人がやっていない
科学の力で元気になる38のコツ
発行所/株式会社アスコム
Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する

著者/堀田秀吾(アスコム)
明治大学法学部教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。研究者でありながら、学びとエンターテイメントの融合をライフワークにしており、「明治一受けたい授業」にも選出される。また、芸能事務所スカイアイ・プロデュースで顧問を務めるなど、学問と実業の世界をつなぐための活動も続けている。プライベートでは空手、サーフィン、マラソン、近年はヒップホップやロックダンスにも挑戦中と、エネルギッシュな日々を送っている。座右の銘は、「あとでやろうはバカやろう」。『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました』(SBクリエイティブ)など著書多数。

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