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能登半島地震で被災した「のとじま水族館」(石川県七尾市)から富山市ファミリーパークに避難中のフンボルトペンギンのペアが産んだ卵が9、10日にふ化した。ペンギンの赤ちゃんは今はまだ巣穴の奥にいて一般客は見えないが、親が与える餌を食べてすくすく育っているといい、飼育担当者は元気な生育に期待している。
のとじま水族館は、魚類を中心に約400種類を展示していたが、地震で屋根や窓ガラスが壊れ、水槽のろ過装置が故障。その後、地震の影響が少なかった石川県能美市の「いしかわ動物園」をはじめ、「すみだ水族館」(東京都墨田区)、「横浜・八景島シーパラダイス」(横浜市)など全国の施設にコツメカワウソやゴマフアザラシ、カマイルカなどを避難させた。
同パークでは1月17日にフンボルトペンギン10羽を受け入れた。そのうち22歳と12歳、7歳と6歳の2組のペアが2月28日~3月6日に2個ずつ産卵した。年長ペアは血縁関係にあったため繁殖させないこととし、若いペアが産んだ卵を各ペアに1個ずつ抱卵させたところ無事ふ化した。
赤ちゃんペンギンは、順調なら約2カ月後には巣穴から出てくる見込みで、6月ごろには元気な姿が見られそうだ。のとじま水族館は復旧のめどはたっておらず、同パーク動物課の高橋麻里子さんは「せっかく預かった大切なペンギンなので、古里に帰るその日まで、責任を持って育てていきたい」と話している。【青山郁子】
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