ヴィッセル神戸は19日、翌日の湘南ベルマーレ戦(レモンS)に向けて前日練習を行った。17日ルヴァン杯FC今治戦から連続出場となる選手とスタッフは直接神奈川へ移動。入れ替わる選手も合流し、この日も神奈川県内でトレーニングと取材対応を行った。今治戦後には宿泊先で豊後水道を震源とした地震に遭遇したが、オンライン取材に応じた吉田孝行監督(47)は「食事中に大きな揺れを感じたが、大きな影響はなかった」と説明した。

吉田監督は湘南戦に向けて「ルヴァン杯含めて3連戦の最後の試合ということで、しっかり勝って3連勝で終えたい」と湘南戦での勝ち点3獲得に意欲。湘南には直近3戦で2勝1分けと結果を出している神戸だが、アウェーでの戦いでは3分け2敗と5戦未勝利と結果を出せていない。指揮官は「そんなに嫌なイメージはない」としながらも、「(湘南は)ボールを奪った後に勢いよく出てくるので、そこでスタジアムが相手の雰囲気になる。そういう時も冷静に対応しなきゃいけない」と警戒した。

この試合には、離脱選手の一部がメンバーに復帰する見込み。吉田監督は「けが人が多かったけど、少しずつ戻るめどが立ってきている。次の湘南戦でベンチに入ってくる選手もいる」。どの選手かは明かされなかったが、FW大迫勇也(33)やMF汰木康也(28)らレギュラークラスが戻ってくることになりそうだ。