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イスラエル・ハマス戦闘

パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。

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イランで爆発 イスラエルが報復攻撃と米報道 報復連鎖、緊迫の恐れ

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イラン国旗=テヘランで2021年6月17日、真野森作撮影 拡大
イラン国旗=テヘランで2021年6月17日、真野森作撮影

 イランメディアは19日、イラン中部イスファハンで原因不明の爆発があったと報じた。米ABCニュースは米政府関係者の話として、イスラエルがイランに報復攻撃を実施したと報じた。イラクやシリアでも爆発が起きたとの情報もある。報復の連鎖で中東情勢がさらに緊迫する恐れが懸念される。

 ロイター通信は19日、イラン関係者の話として、イスファハンで防空システムが稼働したと報じた。イスファハンを含む複数の都市では、航空便の発着を中止したという。

 イランは、1日にイスラエルが在シリアのイラン大使館を空爆したとして、13日夜から14日にかけ、イスラエルに対して無人航空機(ドローン)や弾道ミサイルなど300発以上を発射していた。そのほとんどは迎撃され、大規模な被害はなかったが、イスラエルは報復攻撃を検討していた。

 イランのアブドラヒアン外相は18日、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連安全保障理事会の公開会合で、イスラエルへの攻撃には「他の選択肢はなかった」と述べ、「軍事拠点のみを標的とした限定的かつ最小限のものだった」と正当化した。

 さらに、「イランの合法的な防衛と対抗措置は終わった」と強調し、イスラエルによる軍事行動があった場合は「断固とした措置で対応する」とけん制した。【カイロ金子淳、ニューヨーク八田浩輔】

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