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能登半島地震による土砂崩れで孤立し、1月から集団避難していた石川県輪島市鵜入(うにゅう)町の住民が3月中旬、約2カ月ぶりに故郷に戻った。電気などのインフラが復旧したためで、県によると集団での帰還は初めて。無事に故郷に戻った住民は安堵(あんど)の表情を浮かべる一方、医療面への不安などから帰還を断念した住民もいる。それぞれの選択をした住民は今、何を思うのか。
3月11日午後、薄暗い曇り空の下、6世帯10人を乗せたマイクロバスが漁港に到着した。住民の堂前三郎さん(75)はバスを降り、真っ先に目の前の海に向かった。そのまま海岸沿いをゆっくりと歩き、気づけば2時間がたっていた。「しばらく海を見なかったからね。恋しさかな」。故郷に戻った喜びをかみしめていた。
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