楽天は打線の組み替えも実らず、2試合続けて0封負けを喫した。

今江敏晃監督(40)は「とにかく試行錯誤。いるメンバーでやっていくしかない」と厳しい表情で話した。オリックス先発の左腕曽谷に対し、右打者6人を並べたが散発3安打とつながらなかった。伊藤裕季也内野手(27)をプロ初の4番に据えたが、3三振を含む4打席凡退。移籍後初スタメンの山田遥楓内野手(27)は1四球を選ぶも、2三振だった。

「4番伊藤裕」について、今江監督は「4番目の選手ってだけ。本来なら浅村が4番ってところなんですけど、浅村の状態が3番のところでリズム的にも良くなってきた。そういう意味で動かすのも1つですけど、打線として出てる選手がいいリズムで打席に入れるのを踏まえた上で、入れ替わる選手をスポットで入れた」と説明。3番浅村を動かさずに臨んだが、伊藤裕は3三振。大きなスイングで空を切る場面が続き「4番みたいなバッティングをしてましたけどね。意識はしてしまうけど、結果がああなった。しっかり反省してもらいたい」と巻き返しに期待した。

開幕から6カードを終えたが、またも勝ち越せなかった。カード勝ち越しなしは、12球団で楽天だけだ。西武と並ぶ最下位に後退した。

【関連記事】楽天ニュース一覧