早稲田大ラグビー部に女子部誕生 伝統の赤黒ジャージーに笑顔

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記念撮影で笑顔を見せる早大ラグビー部の女子部のメンバーたち=東京都内で2024年4月18日、角田直哉撮影 拡大
記念撮影で笑顔を見せる早大ラグビー部の女子部のメンバーたち=東京都内で2024年4月18日、角田直哉撮影

 伝統の「赤黒」ジャージーの強豪、早稲田大ラグビー部の女子部が今春発足した。18日に東京都内で記者会見を開き、文武両道の実現や7人制大会優勝を当面の目標とし、「日本全体のラグビーの活性化につなげたい」などと創設の狙いを説明した。

 男子は1918年創部の歴史を持つが、これまで女子選手はいなかった。

 幼少期からラグビーをプレーし、大学入学後は学外のクラブチームに所属していた千北佳英(ちぎた・かえ)主将(3年)は「女子選手が入れないことに疑問があった。教育の一環で行われる部活動でやる意義は大きい」と、同じ思いを抱く仲間とともに女子部の創設を大学に相談した。

文武両道の実現を目指す早大ラグビー部の女子部の選手たち=東京都内で2024年4月18日、角田直哉撮影 拡大
文武両道の実現を目指す早大ラグビー部の女子部の選手たち=東京都内で2024年4月18日、角田直哉撮影

 その後、OBの柳沢真ディレクターらも加わって大学側や男子チームとも調整を重ね、4月に女子部が始動した。

 現在、チームには選手9人が在籍する。男子と同じく上井草グラウンドで汗を流し、試合では「赤黒」ジャージーを身に着け、ピッチに立つ。千北主将は「赤黒ジャージーを着られることには本当に感謝。男子の100年の歴史があっての、このジャージーの重み。そこは私たちもしっかり考えながら着たい」と引き締まった表情で語る。まずは「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ入れ替え戦」での好成績を目指す。【角田直哉】

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