横田早紀江さんら拉致被害者家族会が米国連大使と面会 支援を要請

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米国のトーマスグリーンフィールド国連大使(左から2人目)と面会し、拉致問題の解決を訴える横田早紀江さん(右から3人目)ら拉致被害者家族連絡会=首相官邸で2024年4月18日午前10時25分、平田明浩撮影 拡大
米国のトーマスグリーンフィールド国連大使(左から2人目)と面会し、拉致問題の解決を訴える横田早紀江さん(右から3人目)ら拉致被害者家族連絡会=首相官邸で2024年4月18日午前10時25分、平田明浩撮影

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(行方不明時13歳)の母早紀江さん(88)、弟拓也さん(55)ら拉致被害者家族会のメンバーが18日、来日した米国のトーマスグリーンフィールド国連大使と首相官邸で面会した。

 早紀江さんは「(自身らが)元気な間に何とかしてもらいたい。もう会いたいだけなんです」などと語りかけ、拉致問題解決に向けた支援を要請。家族会代表を務める拓也さんは「(北朝鮮が)対話に出てくるには、強力な圧力が必要。民主主義を基盤とする国々が暴力を振るう国々に譲歩してはならない」と強く訴えかけた。

 トーマスグリーンフィールド氏は「米国は全ての家族、日本、国際社会とともにある」とした上で、「北朝鮮の政策によってばらばらになってしまった家族が再会できるよう、解決に向けて努力していきたい」と強調した。面会には、拉致問題担当を兼務する林芳正官房長官も同席し、「拉致問題は歴史上の事件ではなく、現在進行形の問題だ。被害者ご自身に加え、ご家族もご高齢となる中で、もはや一刻の猶予もない」と話した。【鈴木悟、園部仁史】

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