レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(64)がマンチェスター・シティー戦後、「誰もが我々は死んだと思っていたが、Rマドリードは決して死ぬことはない」と力強く訴えた。

Rマドリードは17日、アウェーで行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でマンチェスター・シティーとアウェーで対戦した。ホームの第1戦を3-3で引き分けたため圧倒的不利な状況と思われていた中、前半12分にロドリゴのゴールで先制した。その後、後半31分にデ・ブライネに失点を許し、1-1(2試合合計4-4)で延長戦に突入。しかしそこで決着がつかず、最終的にRマドリードがPK戦を4-3で制した。この熱戦後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

アンチェロッティ監督はまず、マンチェスター・シティー戦の感想について、「説明できない。我々は良いスタートを切ってリードを奪い、その後は守り、苦しみ、今対戦を勝ち抜くことができた。違った形のプレーをしようと思っていたが、リードした後でブロックを下げすぎてしまい、シティーによりゲームをコントロールされてしまった。彼らはいつもあのようにプレーしている。しかし我々は本当にうまく守備をしたと思う」と満足げに語っていた。

続けて、「Rマドリードはこれまで何度もあのように生き抜いてきた。それはこのエンブレムのおかげだよ。そして我々はPK戦で次ラウンド進出を確信していた。アンドリー(ルニン)は素晴らしいプレーをしてくれた。チームが犠牲を払って戦うのが本当に好きだ。ここではあの方法でしか勝つことはできなかった」とコメントした。

試合後のグアルディオラ監督との会話については、「彼は我々の準決勝進出を祝福し、幸運を祈ってくれた。彼は紳士だし、シティーは紳士のクラブだ」と明かした。

またアンチェロッティ監督はスペインリーグ優勝に向けて大一番となるクラシコを4日後に控えていることに関して、「我々の状態はとてもいい。フィジカル的な問題はないし、日曜日まで時間はある。この後しっかり回復するつもりだ。我々は自分たちが非常に素晴らしいことを成し遂げたということに自覚する必要がある。誰もが我々は死んだと思っていたが、Rマドリードは決して死ぬことはない」と話した。(高橋智行通信員)

【動画】RマドリードのロドリゴがマンCキーパーの弾いた球に反応/欧州CL準々決勝第2戦