レアル・マドリード(スペイン)が前回王者のマンチェスター・シティー(イングランド)との激闘を制した。

アウェーで延長戦を1-1(2戦合計4-4)で終え、迎えたPK戦に4-3と競り勝った。

母国のピッチに立ったイングランド代表MFジュード・ベリンガム(20)は、延長戦までの120分間を闘い抜き、PK戦では2人目のキッカーとしてシュートを成功させた。故郷のバーミンガムから車で2時間ほどの距離にあるバーミンガムの出身。この日はRマドリードに移籍後、弟が初めてスタジアムで試合を観戦していたことも明かした。

周囲にカメラに取り囲まれたベリンガムは、TNTスポーツのインタビューに応じ「信じられないよ。このような瞬間は魔法のようなもので、気持ちが決め手だった。PKの時も冷静さを保ち、ディテールを正しく理解した。それこそ魔法さ。なんて素晴らしいんだ、今日は弟が初めてマドリーでプレーする僕を見ていたんだ。誇らしい気分だよ」と歓喜した。

さらに「マドリーでキャリアをスタートできるなんて夢にも思わなかった。ここにいることに感謝しているし、これが長く続けばいいね」。今季が移籍1年目だが、既にRマドリードの大黒柱として攻撃のタクトを振るっている。

準決勝ではバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)と対戦。ビッグカードを突破したチームは、2シーズンぶり最多15度目の優勝を狙っている。

【動画はこちら】準々決勝Rマドリード-マンCは2戦終えて4-4の大激闘 行き詰まるPK戦で決着