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阪神・森下翔太、得点力不足のチームをバットで援護

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○阪神2―0巨人●(17日・甲子園)

 何時も、バットを強く振れる強みが吉と出た。16日までの8試合はすべて2得点以下と打てず、2勝4敗2分けと苦しんでいる阪神。中軸として打率は物足りない森下翔太が先制の2点打を放った。

 三回、2死からだった。結果が出ていない1番・近本光司がチーム初安打となる右前打で出塁すると、中野拓夢も右前打で続く。1―1で引き分けた16日の試合終了時で1割8分2厘の森下が、「この試合初めて作ったチャンス。絶対ものにするんだ」と打席に入った。フルカウントから直球を強振した痛烈な打球は中堅方向へ。ここでハプニングが起こる。巨人の中堅手・佐々木俊輔が目測を誤った後に足を滑らせ、打球が佐々木の頭を越えた。2人の走者が生還し、「しっかり自分のスイングで振り抜くことができた」と持ち味が生きた。

 岡田彰布監督は打順を固定するのが信条だ。38年ぶりの日本一を果たした昨季も同様だった。しかし、今季は打者が軒並み不調。16日時点でチーム打率2割5厘、37得点はいずれもリーグ最下位だ。しびれを切らした岡田監督は、14日の中日戦で昨季全試合4番で先発出場した大山悠輔を5番に下げるなど大幅なてこ入れをした。しかし、2―1の辛勝で起爆剤とはならず。16日の巨人とのカード頭から従来の打順に戻した。投手陣が踏ん張っているだけに、さらなる打線の奮起が待たれる。【荻野公一】

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