楽天は初対戦のオリックス・エスピノーザを打ちあぐねた。7回まで投げられ、散発5安打無得点。今江敏晃監督(40)は「初対戦ということもあって、打線も初めての球に対してうかがいながら入った分、どんどんこられて、カウントも不利になって自分たちのバッティングをさせてもらえなかった」と振り返った。

具体的には、投球フォームを挙げた。「後ろが小さくポンポンってくるので、思ったよりも球が来る感覚になる。だから手が出ず、追い込まれる」。特に左バッターにその傾向を感じたという。

3番の浅村栄斗内野手(33)は2安打と気を吐いた。特にタイミングの取りづらさは感じなかったが「まとまってて、いいピッチャー」と認めた。「ぼちぼち動いていた」と、手元での変化も指摘した。

打線は2番手以降の投手も打てず、開幕戦以来となる0封負けを喫した。先発の岸孝之投手(39)は5回まで毎回走者を背負いながら、6回6安打1失点と踏ん張ったが援護できなかった。もっとも、今江監督は「結果的には1失点だったけど、彼らしくないなという感じ。テンポもあまり良くなかった。もっともっとテンポよくどんどん投げ込めるタイプ。次、しっかりと期待したい」と高いレベルを望んだ。

岸降板後の7回は、代わった鈴木翔天投手(27)、伊藤茉央投手(23)が、いずれも四球を出し、4失点につながった。今江監督は「ゾーン内で勝負できないピッチャーっていうのは、やっぱりここのマウンドで勝負できない」と厳しかった。

前日は投打がかみ合う快勝だったが、一転、完敗。連勝を逃し、今季初のカード勝ち越しは第3戦に持ち越された。

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