オタフク「お好みソース」、15年ぶり刷新 野菜と果実の配合増やす

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リニューアルされた「お好みソース」=広島市西区のオタフクソースで2024年4月15日午後4時25分、中村清雅撮影 拡大
リニューアルされた「お好みソース」=広島市西区のオタフクソースで2024年4月15日午後4時25分、中村清雅撮影

 オタフクソース(広島市西区)が主力商品「お好みソース」を、15年ぶりにリニューアルした。売りである甘みとうまみをより引き出すため、原材料の野菜と果実の配合量を増やし、パッケージも変更。同社は「ライフスタイルの変化に合わせ、今後も不断に研究を続ける」と話す。

 お好みソースは1952年に誕生して以来、幾度もリニューアルを繰り返しながら、お好み焼きなどのソースとして海外も含めて消費されている。原材料にはトマトやタマネギ、リンゴ、モモなどに加え醸造酢、しょうゆ、オイスターエキスなどが使われている。コクを出すため、中東原産のデーツ(ナツメヤシの実)が入っているのも特徴だ。

 今回のリニューアルには、消費者からの声も反映させた。旧ソースには「少し塩辛い」という声があったため、塩味を抑えたほか、妊婦からの「酒精(アルコール)が入っているが大丈夫か」という声に応え、今回は使わなかった。新パッケージの絵柄は旧パッケージよりも野菜と果物を強調し、配合量を増やしたことをPRした。

 新ソースは1日以降、全国のスーパーなどで順次販売が始まった。家庭用商品企画課の吉広空さん(39)は「もの作りの精神にこだわってリニューアルしたので、多くのお客さんに喜んでもらいたい」と話している。【中村清雅】

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