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“手足のしびれ”は「脳腫瘍」や「椎間板ヘルニア」の前兆!? 放置のリスクを医師が解説!

 更新日:2024/04/10
放置はNG!

その「手足のしびれ」、もしかしたら重大な疾患が隠れているかもしれません。一体、どのような疾患の前兆なのかについて、「銀座内科・神経内科クリニック」の霜田先生に解説していただきました。

※この記事はMedical DOCにて【「手足がしびれる」症状が出たときの原因・治療法・受診先を医師が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

霜田 里絵

監修医師
霜田 里絵(銀座内科・神経内科クリニック)

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順天堂大学医学部卒業、順天堂大学大学院神経学修了。順天堂大学医学部附属順天堂医院などで臨床経験を積んだ後の2005年、東京都中央区に「銀座内科・神経内科クリニック」開院。神経内科に特化した医療を提供している。日本神経学会認定専門医、日本内科学会認定医、日本抗加齢医学会認定専門医、日本医師会認定産業医。

編集部編集部

手足のしびれは、何かの病気の前兆なのでしょうか?

霜田 里絵先生霜田先生

手足のしびれの原因としては脳、脊髄、末梢神経の障害、精神的なものなどが考えられます。どんな疾患が原因となっているか確認するには、詳しく検査をする必要があります。

編集部編集部

例えば、どのような疾患の可能性があるのですか?

霜田 里絵先生霜田先生

脳に原因があるしびれの場合、脳血管障害や脳腫瘍などが考えられます。この場合は、障害が起きていない側の手足にしびれが比較的急に起こります。とくに、しびれが短時間で解消される場合も一過性脳虚血発作の可能性であることもあるので、できるだけ早めに受診してください。

編集部編集部

そのほかには、どのような疾患の可能性があるのですか?

霜田 里絵先生霜田先生

脊椎に原因がある場合には、変形性頸椎症や頸椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニアなどが考えられます。また、朝起きたときに手足のしびれやこわばりがある場合は、関節リウマチや手根管症候群などの可能性もあります。

編集部編集部

しびれを放置すると、どんなリスクがあるのでしょうか?

霜田 里絵先生霜田先生

脳や脊髄に障害が起きていると、場合によっては早急の対応が必要な場合もあるため、できるだけ早めに受診することをおすすめします。また、「感覚が鈍くなる」「熱さや寒さ、痛みなどを感じにくい」というしびれの場合、怪我ややけどをしても気づかないことがあるので危険です。しびれは放置せず、必ず医師の診察を受けましょう。

編集部編集部

とくに気をつけたいしびれの種類はありますか?

霜田 里絵先生霜田先生

「手足のしびれがどんどん強くなる」「しびれの範囲が広くなる」「筋力の低下がある」など症状が出ている場合は、病気の進行が疑われるので早めに受診しましょう。めまいや頭痛を伴ったり、片側だけにしびれがある場合は、脳に異常が生じていることもあるので、症状を見逃さないようにしましょう。

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