マンチェスター・シティーのグアルディオラ監督(53)が、レアル・マドリードとの大一番を間近に控え、「ウォーカーが先発かベンチかは分からない」と話した。

チームは17日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でレアル・マドリードをホームに迎える。試合前日の会見の模様を16日、スペイン紙アスが伝えた。

指揮官はまず、Rマドリード戦がどのくらい大きなものかを聞かれ、「Rマドリード戦は常に素晴らしい試合だったし、今後もそうなるだろう。私にとっては特別な試合だが、これまでの試合でやってきたことは今、重要ではない。ベルナベウでやった以上のことをやらなければならない。我々はそのことをロッカールームで話し合った。全力を尽くす必要がある」と引き締めた。

Rマドリードが昨季よりもいいチームかという質問には、「同意しないが反対もしない。昨シーズンはベンゼマやもっと出番の多かったモドリッチを擁し、素晴らしいチームだった。Rマドリードは昨シーズンもその前のシーズンも今シーズンも来シーズンも常に素晴らしいチームだ。私が彼らを褒めると人々に冗談だと思われるが、彼らには歴史があるし、高いクオリティーがある。私は正直に話している」とした。

第1戦と違う試合になるかについては、「たとえ昨日、Rマドリードと対戦したとしても、明日の試合はまた違ったものになるだろう。お互いのことをよく知っているが、我々は自分たちのプレーをする必要がある。難しい1週間だが、ここにいられ、欧州CLで4年連続準決勝に進出するチャンスがあることがうれしいよ。そして2年連続で決勝に進める可能性がある。それが目標だ」とコメントした。

そして、ビニシウスの天敵であるウォーカーがスタメン入りするかについては、「練習に参加しているし調子はいい。先発かベンチかは分からないが、彼がいるのは我々にとっていいことだ。今日の練習後に判断する。重要な選手だし、そのフィジカルにより特別な存在だ。ベルナベウでの初戦はいなかったが、若い選手たちが並外れて素晴らしかった。調整が必要かもしれないが、ウォーカーとアケがいるのはいいことだ」と説明した。

また、Rマドリード初年度で素晴らしいパフォーマンスを見せているベリンガムには、「非常に大きなクラブでプレーするのは簡単ではないが、彼はすぐにフィットした。あの若さにもかかわらず適切なメンタリティーを持っているし、並外れた選手だよ」とした。(高橋智行通信員)