特集

教育無償化を実現する会

教育無償化を実現する会に関するページです。

特集一覧

「政治とカネ」で揺らぐ自民への批判票どこへ 東京15区9陣営乱立

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
国会議事堂=川田雅浩撮影
国会議事堂=川田雅浩撮影

 16日に補欠選挙が告示された衆院3選挙区は、いずれも自民系前職が「政治とカネ」に関わる事件や疑惑に絡んでいた。唯一の与野党対決になった島根1区だけでなく、東京15区や長崎3区でも政治への信頼回復が主要論点になりそうだ。

「本当に票が読めない」

 タワーマンションが林立する臨海部と、江戸情緒が残る深川などの下町を併せ持つ衆院東京15区(東京都江東区)。度重なる「政治とカネ」の問題を受けて自民が候補の擁立を断念する一方、9人が立候補し乱戦模様となった。政権批判票や不在の自民票を各陣営が奪い合う構図で、ある陣営の幹部は「過去の選挙は参考にならない。本当に票が読めない」とこぼす。

 2017年に東京15区から当選した秋元司氏(52)=自民党を離党=は統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件で逮捕され、1、2審で実刑判決を受けた(上告中)。21年に当選した柿沢未途氏=同=は江東区長選に絡む公職選挙法違反事件で有罪が確定。派閥の裏金事件でも批判を集める自民からは「誰が出ても厳しい戦い」(都連関係者)との声が上がっていた。

 そんな中、1月の八王子市長選などで自民と連携した東京都の小池百合子知事が3月29日、作家の乙武洋匡氏(48)を自身が特別顧問…

この記事は有料記事です。

残り609文字(全文1129文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月