国スポ「同じ方式で3巡目はない」 愛知・大村知事、見直し求める

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国民スポーツ大会について「3巡目を今と同じやり方でやっていくことはないと思う」と述べる大村秀章知事=愛知県庁で2024年4月16日午前10時43分、荒川基従撮影 拡大
国民スポーツ大会について「3巡目を今と同じやり方でやっていくことはないと思う」と述べる大村秀章知事=愛知県庁で2024年4月16日午前10時43分、荒川基従撮影

 国民スポーツ大会(国スポ、国民体育大会から改称)について、愛知県の大村秀章知事は16日の定例記者会見で、「抜本的な見直しが求められている。(2035年からの)3巡目を今と同じやり方でやっていくことはないと思う」と述べた。

 国スポは開催地負担が大きく、主催者の日本スポーツ協会が3巡目のあり方を検討中。全国知事会も23年11月、文教・スポーツ常任委員会を中心に検討すると決めた。

 大村知事は同常任委の委員長を務めており、現在、全都道府県を対象に国スポの課題や問題点などについてアンケートを実施している。大村知事は会見で、都道府県の財政負担、職員の事務負担の大きさに対する指摘が回答に多いことを明かし、「よりよいあり方を求めて合理化、効率化し、県民、市民の理解が得られるようにしなければいけない。今までと同じで3巡目に入ることはないと申し上げていいのではないか」と話した。

 全国知事会長の村井嘉浩・宮城県知事は8日の定例記者会見で、個人的な意見として「廃止も一つの考え方ではないか」と述べた。【荒川基従】

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