福岡空港の新駐車場、外観デザインは隈研吾さん監修 収容台数は2倍

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福岡の「F」をデザインに取り込んだ新立体駐車場の外観=福岡市博多区で2024年4月15日午前10時44分、長岡健太郎撮影
福岡の「F」をデザインに取り込んだ新立体駐車場の外観=福岡市博多区で2024年4月15日午前10時44分、長岡健太郎撮影

 福岡空港(福岡市博多区)を運営する福岡国際空港(FIAC)は、16日から収容台数が従来の約2倍の(1617台)となる新しい国内線の立体駐車場を開業する。外観デザインは建築家の隈研吾さんが監修し、伝統工芸品の博多織がモチーフにされた。

 オープン前の15日、報道陣に公開された。新駐車場は屋上を含む9階建てで、高さ約27メートル、延床面積は約4万5000平方メートル。総工費は約50億円。収容台数1617台は、旧駐車場の864台から753台増えた。各階には福岡名物のイチゴやラーメンなどのイラストが描かれ、利用者が覚えやすい工夫がされている。

 2014年に供用開始した旧駐車場は15日で営業を終え、5月以降に解体。26年度中にホテルやバスターミナル機能を持つ複合商業施設となる予定。

 また16日に駐車場の利用料が改定され、30分ごとの基本料金は50円値上げされて250円、24時間ごとの最大料金は通常期3500円になる。30分以内は従来通り無料。

 FIACの担当者は「収容台数が増えたことで渋滞や待ち時間が解消して、よりスムーズに利用してもらえるようになる。福岡の玄関口として先進的で魅力がある空港にしていきたい」と話した。【長岡健太郎】

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