キトラ、高松塚古墳の国宝壁画を一般公開 5月18日から

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キトラ古墳=奈良県明日香村で2021年11月3日、本社ヘリから猪飼健史撮影 拡大
キトラ古墳=奈良県明日香村で2021年11月3日、本社ヘリから猪飼健史撮影

 奈良県明日香村のキトラ古墳と高松塚古墳の国宝壁画について、文化庁は5月18日から定例の一般公開を始める。キトラは今回、四つの神獣のうち西壁「白虎」と東壁「青龍(せいりゅう)」をそろって展示。高松塚も女子群像など主要壁画を見学者通路の窓ガラスに寄せて見やすくする。4月21日まで1次募集を受け付けている。

キトラ古墳壁画「青龍」=文化庁提供 拡大
キトラ古墳壁画「青龍」=文化庁提供

 両古墳とも7世紀末から8世紀初めの円墳。1983年に発見されたキトラ壁画は2004~10年、絵が描かれたしっくいごとはぎ取って保存。1972年発見の高松塚壁画も2007年に石室を解体して石壁ごと保存し、いずれも年4回、一般公開している。

キトラ古墳壁画「白虎」=文化庁提供 拡大
キトラ古墳壁画「白虎」=文化庁提供

 キトラ壁画の公開は6月16日まで(5月29日、6月12日は除く)、展示施設「四神の館」(同村阿倍山)で。高松塚壁画は5月24日まで、仮設修理施設(同村平田)で。

 1日の定員はキトラが約340人、高松塚が約200人。公式サイトか往復はがき(4月21日消印有効)で受け付ける(応募多数の場合は抽選)。問い合わせは各事務局(キトラ=06・6281・3060、高松塚=06・6281・3040)。【皆木成実】

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