アルビレックス新潟レディースは、0-1で大宮アルディージャVENTUSに競り負け、今季全勝中だったホームの連勝は「6」で止まった。

0-0で折り返した後半10分。左サイドからチャンスを作られると、大宮DF有吉佐織(36)に決勝点を奪われた。失点後は、立て続けにゴール前に迫ったが、得点を奪うことは出来なかった。主将のMF川澄奈穂美(38)は「らしさが出ない試合になってしまった」と肩を落とした。

力が出し切れなかった。守備ブロックを作って中央を固めてくる相手に対し、ビルドアップでテンポが上がらず、パスもうまく回らなかった。セカンドボールも回収しきれず、ペースをつかめなかった。橋川和晃監督(52)は「相手に合わせてしまったようなところは感じた。よりアクティブに、アグレッシブに仕掛けていくことを見直していく必要がある」と振り返った。

ホーム連勝はとまったが、下を向いてばかりはいられない。今季はまだ連敗がない。川澄は「シンプルに自分たちが出来ることをやる。この試合が1つの学びに必ずなると思うので、次の試合につなげなければいけない」と前を向いた。【大島享也】