マイナ保険証の利用者増で一時金 病院・診療所に支給 厚労省

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厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影 拡大
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影

 厚生労働省は10日の社会保障審議会の部会で、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」の利用者を増加させた病院や診療所などに対し、最大20万円の一時金を支給する方針を示した。マイナ保険証の利用率が3月時点で5・47%と伸び悩んでいるためだ。

 一時金の支給要件は、窓口でのポスター掲示▽患者への声かけやチラシ配布の徹底。2023年10月時点の利用率と比較し、利用者の増加数に応じ、診療所には最大10万円、病院には最大20万円の一時金を支給する。

 また厚労省は今春にも開設する出産費用を掲載したサイトに、一定の出産実績のある医療機関のうち96%(2000件程度)が掲載見込みになるとも明らかにした。費用の比較を容易にして、不透明な値上げを防ぐ効果も期待できる。厚労省は来夏から、サイトに費用の情報を掲載しない医療機関には、出産育児一時金の直接支払い制度の利用を停止するとしている。【松本光樹】

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