「アメリカ目線」で見た岸田首相の訪米 一言物申せるかに注目

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2023年1月に訪米した岸田文雄首相(左)を出迎えるバイデン米大統領=米ワシントンのホワイトハウスで、秋山信一撮影
2023年1月に訪米した岸田文雄首相(左)を出迎えるバイデン米大統領=米ワシントンのホワイトハウスで、秋山信一撮影

 岸田文雄首相が8日から国賓待遇で米国を訪問する。支持率が低迷する岸田氏にとって、日本の首相として9年ぶりの「国賓訪米」は国内に外交手腕をアピールする絶好の機会だが、米国で日本の存在感を示す機会でもある。米国から見れば、首相が発信すべきことは何なのか。

 バイデン政権の発足後、日米関係は連携分野が広がり、「同盟はかつてなく強固」(2023年1月の日米共同声明)と宣言するほどになった。近年の日米首脳会談は中国にどう向き合うかが主眼で、立場の違いが表面化する場面はほとんどなかった。

 ただ、今回の「国賓訪米」は様相が少し異なる。

 国際情勢では、イス…

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