東京ヴェルディが柏レイソルを1-1で引き分た。前節のアウェー湘南ベルマーレ戦(2-1)での5646日ぶりのJ1勝利に続き、今季のホーム初勝利はならなかった。

パリ・オリンピック(五輪)アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ・カタール大会(ドーハ)に臨むU-23日本代表MF山田楓喜(22)が前半10分、先制点を挙げた。GKマテウスのロングボールを受けると右サイドをドリブルで40メートル近く持ちこみ、ペナルティエーリア内で相手選手をブロックしながら右足でシュート。ニアサイドを抜き、ゴールが決まった。

山田楓は出場したホーム3試合(※1試合は所属元の京都戦のため出場できず)でゴールを挙げ、今季3点目となった。

後半も東京Vが優勢に進めたが、柏も反撃。後半26分に190センチの長身FW木下康介を投入。その木下が2分後、右サイドのマテウス・サヴィオのクロスボールを頭で押し込み、1-1の同点とした。

終盤は互いに好機をつくり、アディショナルタイムに東京VのFW山見大登が左サイドを縦にドリブルで抜けだし、右足シュート。これは柏GK松本健太がファインセーブ。勝ち越し点は生まれずドローとなった。