ダイビング中の津波警報、どう伝えれば? 関係者が頭抱える実情

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船から海に入るダイバー。海中まで津波警報をいかに伝えるかが課題だ=案納昭則さん提供
船から海に入るダイバー。海中まで津波警報をいかに伝えるかが課題だ=案納昭則さん提供

 ダイビング中にもし津波警報が出たら――。マリンレジャーが盛んな沖縄県で広範囲に津波警報が出た3日の地震は、そんな不安をかき立てた。観測した津波は与那国島と宮古島で0・3メートル、石垣島で0・2メートルで人的被害はなかったものの、美しい海を求めて全国から観光客が訪れる中、海中のダイバーにいかに危険を伝えるか、関係者は頭を悩ませている。

 沖縄本島地方と宮古島・八重山地方に津波警報が出たのは3日午前9時ごろ。沖縄県読谷村でダイビングショップを30年以上経営する案納(あんのう)昭則さん(60)は、眼前に海が広がる店舗を出て、近くの高台に避難した。この日はたまたま予約がなかったが、ダイビング中に警報が出たことを想像すると「すぐに津波が来たら、間に合わないかもしれない」と不安になったという。

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