フリーアナウンサーで女優の田中みな実(37)が6日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「田中みな実あったかタイム」(土曜午後6時30分)に出演し、「ファン」という呼称に対する持論を語った。

ゲストのホフディラン小宮山雄飛とのトークで田中は、春先にテレビ局で会う新人に「うわ、田中みな実、田中みな実」とはしゃがれたことを回想し「テレビ局の人に呼び捨てにされることもないから、芸能人みたいな風に見てくれているんだな」とコメント。「うれしかった」と語った。

小宮山から「田中みな実ともなると、何か言われた時に(相手は)ファンだって思うでしょ」と聞かれると、田中は「思わないですよ。私、自分にファンがいるって1回も思ったことないですから」と断言。小宮山は笑って一瞬絶句し「誰が買ってたの?あの写真集とか」とツッコんだ。

田中はここから持論を展開。「ファンというか、ファンってたぶん…ミュージシャンの方とかアイドルの方は、ファンがいてしかるべきだと思うんですよ。何度も話してるんだけど」と説明し「私、(TBS)アナウンサーだったからというのもあって、局のアナウンサーにファンがいるというのは、非常におこがましいというか。会社員だよ。会社員で、いちアナウンサーが『私のファンが外で待っているんだよね』と言うのって、すごく、どうかと思うでしょ」と語った。

現在も「その時の感覚がまだ全然抜けなくて、別に歌ったり踊ったりしているワケでもないし、ファンの方が付くような仕事の内容じゃないから、今も。だから『ファンの方』というのがすごい違和感があって」との考えを維持。「私は、原稿でも『ファン』とか書かれたりすると…」と話し、小宮山からの「ファンのみなさん、とか言わないんだ」との問いかけに「言わないです」と即答。「応援してくださっている方々へ」と読み替えることを明かした。

小宮山に「それいいね。僕も『ファン』っておこがましいから、あまり言いたくないんだけど…」と同調されたが、田中はすかさず「言ってるよ、常々言っているよ、1放送1回、言っているよ」と、ツッコミを入れた。