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新潟交通とJR東日本新潟支社は6日、3月30日に閉鎖された新潟駅万代口バスターミナル(新潟市中央区)でさよならイベントを開催した。バスがバックで乗り場に乗り入れる「スイッチバック式」という全国的にも珍しい施設で、午前中だけで市民やファンら約1000人が訪れ、解体前の姿を目に焼き付けていた。
新潟交通によると、バスターミナルは1958年6月に完成。誘導員が「ピッピッ」と笛の合図でバスを誘導し、所定の位置に停車させる様子は、新潟駅の名物として長年市民に親しまれてきた。新潟市などが進める駅周辺整備事業の一環で、バス乗り場は駅高架下へ移設され、3月30日の最終便で約65年の歴史に幕を下ろした。
6日はバスターミナルの施設を使用した最後のイベントが開催された。バスの誘導員を体験するコーナーには親子連れらが参加。実際の誘導員の指導のもと、リズム良く笛を吹いてバスの後退を誘導した。参加した新潟市秋葉区の高尾怜央さん(5)は「バスのそばで笛が吹けて楽しかった」と喜んだ。スイッチバックの乗車体験もあり、バスが駅周辺を回遊した後、バスターミナルへバックで乗り入れると、乗客から大きな拍手が起こってい…
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