台湾地震、52人と連絡とれず 救出難航 死者9人、負傷者1000人超

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地震で倒壊した建物から犠牲者を運び出す準備をする消防隊員たち=台湾東部・花蓮で2024年4月3日、AP
地震で倒壊した建物から犠牲者を運び出す準備をする消防隊員たち=台湾東部・花蓮で2024年4月3日、AP

 台湾東部・花蓮県沖で3日発生した地震で、地元当局は4日、落石や道路の寸断などで孤立した被災者の救出活動を続けた。消防当局によると、現地時間4日午前8時(日本時間午前9時)現在で、一時は安全が確認された人も含めて52人と連絡がとれなくなっている。また、山間部や鉱山地区などに少なくとも93人が取り残されているが、救出は難航している。

 地震での死者は9人、負傷者は1000人以上に上っている。地震が続いており、道路の復旧作業に時間がかかっている。60人以上が取り残されている花蓮の鉱山地区からは、4日午前7時にヘリコプターで9人を救出した。一方、台湾メディアは、花蓮にある台湾有数の観光地、太魯閣(たろこ)渓谷のホテルなどで、数百人の従業員が下山できない状況にあるとも伝えている。

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