失言ばかりの川勝知事 話し方のプロ「もてはやされ、テングに?」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
辞職の意向を表明した静岡県の川勝平太知事=静岡市葵区の県庁で2024年4月2日午後6時5分ごろ、最上和喜撮影
辞職の意向を表明した静岡県の川勝平太知事=静岡市葵区の県庁で2024年4月2日午後6時5分ごろ、最上和喜撮影

 職業差別と受け止められる発言をしたとして、辞職を表明した静岡県の川勝平太知事。これまでも波紋を呼ぶ発言で批判を浴びてきたが、なぜ問題発言を繰り返したのだろうか。企業などへのコミュニケーション研修を手がける「話し方研究所」(東京都)の福田賢司代表は、政治家が陥りがちな「ある意識」を指摘する。

市民目線の欠如

 「知事は常に市民の方を向かないといけない立場。ですが、川勝氏の発言からは市民目線が失われていると言わざるをえません」。以前から川勝知事の言動に着目してきたという福田さんは、こう切り出した。

 同研究所が政治家に研修を行う際は、自身の言葉がどう受け止められるのかを常に念頭に置くよう伝えている。コミュニケーションの基本中の基本といえるが、…

この記事は有料記事です。

残り810文字(全文1131文字)

あわせて読みたい

この記事の筆者

すべて見る

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月