普段から一緒に練習している宮城・東北高の2年生、中野杏と菊地弥香(みこ)が同組で回り、ともに1オーバー73をマークし、18番からのカウントバックで中野が1位、菊地が2位で東日本決勝大会(4月20~21日、茨城・美浦GC)に進んだ。

前半リードしたのは中野。インスタートで12番4メートル、13番では1メートルにつける連続バーディーなど4バーディー、1ダブルボギーでトップに立った。しかし「後半はグリーンを外した時にアプローチで寄せてパー、というのがなくて」と、5番からの4連続ボギーで2オーバーに落とした。

その間、隙をついて浮上したのが菊地。1番で第2打を20センチにつけるバーディーを奪ってイーブンパーとした後はパーを重ね、落ちてきた中野を抜き、8番終了で2打差をつけて首位に。「最後9番でパーを取れば大丈夫を思ったけど、けっこう緊張してしまいました」と、パー5の第2打を松の木に当てて飛ばず4オン、1メートルのパーパットを外してボギーとし、バーディーを奪った中野に土壇場で追いつかれた。

それでも、同期のワンツーフィニッシュで決勝大会に臨む。中野は「美浦は狭いのでドライバーの曲がりに注意して、高低差や風の強さにも注意してやりたい」といい、菊地は「緊張すると思うので、ドライバーを安定させて、自信を持って臨みたい」と話していた。