ドイツ・ブンデスリーガ、レーバークーゼンのシャビアロンソ監督(42)が29日、来季も同クラブの指揮を執ると明言した。30日のホッフェンハイム戦に向けた前日会見で「ここ(レーバークーゼン)は私にとってふさわしい場所」と語った。同監督は選手時代にプレーしたリバプール(イングランド)やバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)の来季監督候補とされ、その去就が注目されていた。

「ここでの仕事はまだ終わっていないと感じている。チームを助けたいし、若い選手たちの成長を助けたい。この重要な決定は正しいものであると確信している」と、さまざまな臆測に終止符を打った。

選手時代はスペイン代表として活躍。04年にレアル・ソシエダード(スペイン)からリバプールに移籍し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献した。その後はレアル・マドリード(スペイン)とバイエルン・ミュンヘンでプレーし、数多くのタイトル獲得に貢献した。引退後に指導者としてのキャリアをスタート。昨季は降格圏に沈んでいたレーバークーゼンを見事に立て直した。

今季は公式戦38戦無敗を誇り、国内リーグでは首位を快走。2位バイエルン・ミュンヘンに残り8試合で勝ち点10差をつけている。この実績により、かつてプレーした欧州のビッグクラブから指揮官として注目される存在になった。

リバプールとバイエルン・ミュンヘンについては「私にとって強いつながりがあるクラブ。ただ、この場で話すことはできない」と話すにとどめた。

クロップ監督が今季限りで退くリバプールの監督人事については、MF守田英正が所属するスポルティング(ポルトガル)のアモリム監督、MF三笘薫が所属するブライトン(イングランド)のデゼルビ監督が候補に挙がっている。

同じく今季限りでトゥヘル監督が退任するバイエルン・ミュンヘンの次期監督候補には、デゼルビ監督、オーストリア代表を率いるラングニック監督の名前が挙がっている。