セレッソ大阪小菊昭雄監督(48)が29日、3連勝が懸かる30日の湘南ベルマーレ戦(ヨドコウ)に向けてオンライン取材に応じた。

この3年の対戦成績で、ホームで1分け2敗と未勝利に終わっている難敵に、指揮官は「非常にアグレッシブに、攻守に強い矢印を前に向けてくる。彼らの重圧をどう回避し、ビルドアップしていくか」と、勝負のポイントを挙げた。

今季はここまで2勝2分けの不敗で勝ち点8、3位の好位置につける。小菊監督が開幕から指揮した過去2年は、4試合終了時で、22年が1勝2分け1敗の勝ち点5(最終順位5位)、23年が1勝1分け2敗の同4(同9位)。3度目で初めて開幕ダッシュに成功したといえる。

クラブ設立30周年の記念イヤーに、掲げた目標は初のリーグ優勝。指揮官は27日の練習後に「頑張っていれば、てっぺんが見えてくる」と話していた。

湘南戦はインサイドハーフを担うMF香川がコンディション不良で欠場することで、新加入のブラジル人FWブエノが初先発の見込み。3トップはFWレオ・セアラ、MFカピシャーバ、けがから復帰のMFルーカス・フェルナンデスになるもようで、攻撃的なポジション4人がブラジル人になる可能性が高い。

「本当にこの(中断期間の)2週間は有意義な時間になった。3連勝を目指して頑張ります」。小菊監督が必勝宣言で取材対応を締めくくった。

【J1】29日金Jは東京V-京都 30日には多摩川クラシコほか9試合/スコア速報