川魚から暫定規制値を超えるメチル水銀 新潟県、詳細公表せず

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阿賀野川にも生息するウグイ=新潟市北区の新潟水俣病資料館で2024年3月19日、中津川甫撮影
阿賀野川にも生息するウグイ=新潟市北区の新潟水俣病資料館で2024年3月19日、中津川甫撮影

 新潟県が2021年度に実施した阿賀野川の魚に含まれる水銀の調査で、新潟水俣病の原因をつくった旧昭和電工(現レゾナック・ホールディングス)鹿瀬工場の排水口付近で捕まえたウグイ10匹のうち、3匹から国の暫定規制値をわずかに超えるメチル水銀などが検出されていたことが取材で判明した。県は、県版の環境白書に概要のみ記載し、詳細を公表していなかった。厚生労働省は、暫定規制値を超えた魚を食べても、少しなら健康を害する危険性はないとしている。【中津川甫】

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