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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ウクライナ関与説に市民ら「情報がない」 モスクワテロ1週間

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ロシア正教会の神父とともに、大規模テロの現場近くで犠牲者を悼む市民ら=モスクワ近郊で3月28日、山衛守剛撮影
ロシア正教会の神父とともに、大規模テロの現場近くで犠牲者を悼む市民ら=モスクワ近郊で3月28日、山衛守剛撮影

 モスクワ近郊のコンサートホールで22日に起きた大規模テロから29日で1週間となった。ロシアのプーチン政権は「ウクライナや欧米が関与した」との主張を強固にしている。ウクライナで「特別軍事作戦」を続ける政権には、事件を奇貨として国民の結束を図りたい思惑もあるとみられる。

 露連邦捜査委員会は28日、事件と「ウクライナの民族主義者たち」を関係づける証拠が得られたと発表した。実行犯がウクライナ国内から多額の資金を受け取り、犯罪の準備に使用したとのデータが確認されたと主張している。ただ、詳細は明らかにしていない。

 事件では、29日までに実行犯とされる4人を含む約10人が拘束され、144人の死亡が確認された。実行犯として起訴された4人はいずれもイスラム教徒が多い旧ソ連・タジキスタンの出身だった。

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