坂本花織「来季はどちらかと言えば…」　スターズ・オン・アイス

　フィギュアスケートの世界選手権（カナダ・モントリオール）で大会史上56年ぶりの女子3連覇を果たした坂本花織選手（シスメックス）が29日、毎日新聞の取材に応じた。一問一答は次の通り。【聞き手・倉沢仁志】

「勝ちたい気持ちは忘れずに」

　――髪をバッサリ切りましたね。

　◆なんかまた切りたいなって思ってて。昨シーズンの3月で切るのをストップして、1年でどれぐらい伸びるかなって思って今季、伸ばしてて。そしたら意外とめちゃくちゃ伸びて。多分、通常より1・5倍ぐらいは伸びて。こんだけ1年で伸びるんだったら、また切れるわっていう感じで、じゃあ、切ろっかと。

　――今季は全日本選手権と世界選手権の3連覇を目標にし続けていました。モチベーションを保つことができた要因はありますか。

　◆すごい言葉にしにくいんですけど……本当に感覚的なものなんで、ちょっと語彙（ごい）力が問われるんですけど（笑い）。すごく練習が楽しくて。「きついな」とかはもちろんあるんですけど、それがすごい充実感だった。

　朝は1人とか全日本に出るメンバーで練習したり、グランプリ（GP）に出るメンバーで練習したりっていう感じでやっていて。その少人数の時はもうひたすら曲かけ（練習）っていう感じでやって、それもめちゃくちゃ楽しかったり。

　なんか「次はこうしたい」みたいな意欲がどんどん湧いていく感じでした。夜の練習になるとクラブの練習になって、ジュニアの子たちと一緒に滑って、もうなんかそれも、よくわからないですけどめちゃくちゃ楽しくて。なんか気づいたっていうか、原因わからず今季はずっと練習が楽しくてという感じですかね。

　――4月9日で24歳になります……。

　◆早いですね。びっくりです。

　――年齢を重ねるにつれて、自分の中での変化は。

　◆あります（笑い）

　――それは疲労感が抜けづらくなったりなどですか。

　◆いや…