菊地幸夫弁護士が29日、TBS系「ゴゴスマ」(月~金曜午後1時55分)にオンラインで出演。ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳水原一平氏が違法賭博に関与していた問題について言及した。

番組では一部米メディアが報じた、この件に関する大谷の最新の対応などを紹介。その中で菊地氏は「大谷さんに対する疑問が残っていると。なぜ水原さんが送金できたのかとか。これはいわゆる犯行手口なんですね」と説明した。

そして「犯行手口の詳細を大谷さんが記者会見でペラペラしゃべっちゃうっていうことは捜査に影響がありますので、そこを公にしないで、それは水原さんの口から語ってもらって、それが真実なのか可能性があるのか。それを確認するのは非常に重要な作業になります」と指摘。その上で「大谷さんは当然言えない。捜査機関からもそこはノーコメントで黙っててくれっていうような指示はあったと推測できる」と話した。

米ESPNによると、水原氏は大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金された疑いがあるという。水原氏は同メディアの取材に、当初は大谷が同氏の借金返済を行ったと話したが、翌日には前言を撤回した。また、開幕戦後のクラブハウスで、選手らの前で自身がギャンブル依存症であることを告白。このような報道が出ること、そして全て自分の責任であることを明かしたとしている。